本のキモ

 教科書、参考書に限らず、本の中で一番大切なページはどこだか知っていますか?

「まえがきとあとがきです!だって、小中学生のとき、ここだけ読めば、夏休みの宿題の読書感想文を終わらせられるから!(笑)」

 ブブー!近いけどハズレ!

「やっぱり、それぞれの章とか分類とかの、最後の段落にあるまとめの部分でしょう。著者が一番言いたいことですから。」

 残念!もっとおおハズレ!

 正解はなんと、目次です!

 目次というところは、簡単で短く、それでいて本の内容を的確に表し、しかも系統立ててわかりやすく整列しているという、その本のスベテを頭の中に入れることができるスペシャルページです!

 あなたが持っている教科書、参考書。目次をじっくりと読んだことがありますか?もし、今まであまり読んだことがなかったとしたら、今からでぜんぜん遅くはありません。さっそく目次を読んでください。見るのではなく、読むのですよ。

 たとえば、僕が高校生のときから現在に至るまで、ずっと使い続けている英語の参考書「基礎からの新総合英語」の場合、一部を抜粋してみると、目次はこのようになっています。





第2章 文の種類

§1 平叙文・・・28
§2 疑問文・・・30
EXERCISES・・・37

§3 命令文・・・38
§4 感嘆文・・・40
EXERCISES・・・42,43

第3章 品詞と句・節



 ほら!すごいでしょ!

 え、何がすごいのかって??これはすごいですよ、だって、ここを読んだだけで、文の種類というものは4種類あって、しかもその4種類のほかにはなくて、さらにその4種類の文それぞれの特徴までわかってしまったのですから。

 そして、文の種類というのは2番目の章なので、全体(29章)のなかでも、最初の方に学習すべき、基本的な内容だということがわかります。この、全体の中での位置付けというのが、もっとも大切です!これで知識を整理てきるのです!

 ほんの、1ページでもない、10行もない場所を読んだだけで、ものすごい情報を得ることに成功してしまいました。これがラクしてトクするコツなのです(笑)

 野球の監督は、試合前に、だいたいの試合の流れを予想しておくものです。先発はだれで、中継ぎはだれ、と。試合が始まってしまえば、目の前で起こっている状況に対処するのに忙しくなります。前もって考えられるものは、考えておかなければなりません。

 あなたも学校で授業を受けるとき、今日は何を教わるのかを最初に知っておくと頭に入りやすいですよね。授業中になってしまったら、その内容を理解するのに忙しくなってしまうのです。大まかな授業の流れを頭の中に入れておくと、授業中は集中できるのです。

 参考書も、いきなり本を開いて勉強をはじめるのではなく、まず目次を見ましょう。そして、今からやろうとしている場所はどこなのかを知りましょう。何番目の何という章に入っているのかをチェックしてください。これをするかしないかで、その後同じように勉強したとしても、オドロくほど結果がちがってきます!

 カンタンです。いつもの学習の前に、目次を読むだけでいいんです。すると頭の中がキレイに整理されるのです。自分だけで整理するのは難しい、だから目次の助けを借りるのです。できるだけ短い言葉になるように、目次は作られています。章やセクションで分けられていて、整理整頓されています。

 そしてその勉強が終わったら、もう一度目次を読み返してみてください。今やったところは、全体の中のどの部分なんだろう?とチェックしてみてください。広い視野で、その日に学習した項目がどのあたりに位置するのかを見てください。

 これでカンペキです。

 同じ場所を、同じ時間だけ勉強したはずのライバルたちと、あなたは大きく差をつけて前に進んでいるのです。知らず知らずのうちに。





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