6つの東大

 同じ東大なのに、偏差値の違う6種類の東大があるんです!知ってました!?

 その6つは、科類(かるい)によって分けられています。

 文科(ぶんか)と理科(りか)の2つの科があり、その2つがさらに3つの類(るい)にわかれ、合わせて6つとなります。

 ひとつずつあげれば、文科一類文科二類文科三類理科一類理科二類理科三類となります。

 なぁ~んだ、知ってるよ。・・・えー、ほんとですか?

 まず、科の違いはわかりやすいですよね、文系と理系のちがいです。高校でも文理は分かれています。じゃあ、類っていうのは?

 ・・・はい!!ここが重要です!

 この類の区別を今のうちにシッカリ理解しておかないと、ひどい目にあってしまいます!

 東大を受験するときにも、それから合格して入ったすぐあとにも、さらには2年後、4年後と、今後のあなたのキャンパスライフを激しく左右するのが、この、類というものです!


 類によって、3年生になるときに進学できる学部が制限されてしまうのです!あなたが本当に進みたかった学部に、いけないかもしれないのです。

 だからもちろん就職にも影響しますし、授業の忙しさもちがうので、遊べる量もかわってきてしまいます。(え、大学は勉強するところだろうって?(笑))

 では一つずつ説明しましょう。

★文科一類★

 東大と言えばココっていうくらい、花形の類。3年生になると法学部へ進学します。

 弁護士、検事、裁判官などの法曹界、官僚、国家公務員となって日本社会全体を動かす指導者、頭脳集団。あこがれですよね。志の大きな人はぜひ入ってください。

 やる気があってダブルスクールをしている人もいます。大学だけでなく、別にお金を払って、予備校のような学校へ通っているのです。

 それくらいしないと、弁護士や国家公務員になる試験には受からないのかもしれませんね。

★文科二類★

 ・・・ここが一番遊べます(笑)。おそらく、あなたは入学後しばらくして、いにしえの昔から東大に伝わる、この格言を耳にすることでしょう。

 「理一、文三、ネコ、文二」これ、どういう順番で並んでいるかわかりますか?忙しい順番だそうです。理科一類が一番忙しく、文科二類はネコよりもヒマだという意味です。(僕がつくったのではありませんよ!)

 文科二類の人は3年生になるときにほぼ経済学部に進学します。進学先を決める選抜のために、いっしょうけんめい試験勉強をする必要がないのです。

 だから大学の授業にも出席せず、アルバイトやサークルなど好きなことをしてキャンパスライフを謳歌することができます。

★文科三類★

 変わった人が多い(?)というウワサのあるここ文科三類では、3年生になると文学部などに進学できます。

 でも、そのあと就職先がないとか言われてしまうところでもあります。偏差値は文科のなかでは一番低いです。マンガ「東京大学物語」でも、主人公がここに入学していました。(2005年5月21日追記:すみません、間違えてました。入学したのは文科一類でした。メールで教えてもらいました、どうもありがとうございます!)

 でも、文科三類には「進学振り分け」が待っています。だれでも好きな学部、学科に進学できるわけではありません。

 好きなところに入りたいと思ったら、勉強してよい成績をとらないとなりません。東大に入るのは入りやすいけど、入った後が大変!でも、よりごのみしなければOK(笑)

★理科一類★

 ここも進学振り分けアリアリ。勉強にちょー忙しい!

 でも人気のここは、3年生になると工学部などに進学できます。飛行機とか建築とかの学科が人気があるところです。

 そして全部の科類のなかで、男女比が最も偏っているのもここです。有名な女優の菊川怜さんもここだったと思います。

 さらに、全科類のなかで、最も定員が多いのも、ここ理科一類なのです。1000人近くいます。東大生の三分の一を占めますね。

 だからといって、入るのが一番カンタンだ、というわけでもないんですよ。ちょっと不思議ですね。

★理科二類★

 たぶんここが一番偏差値が低いのではないでしょうか。僕のときはそうでした。それが理由で選んだわけではないのですが(笑)

 理科二類の人は、3年生になると農学部などへ進学できます。農学部だけ、ほかの学部とちがうキャンパスにあるんですよね。行ったらちょっと疎外感を感じるかも?

 ここの人達も、理科一類の人と同じくらいいっしょうけんめい勉強しています。バイオ関係の研究をしている学部、学科が人気があるようです。

 あと、入学後、理科三類の人と同じクラスになります。なかなかおもしろいですよ、天才と言われる人と知り合えるのですから。

★理科三類★

 お医者さんになりたいひとはココ!でも、そうじゃない人もけっこういます。

 「医者には興味ないけど、偏差値が高いから受けてみた。」なんて言って。まぁまぁ、そんなに怒らないで下さい(笑)その本人は決してイヤミのつもりじゃなく、単純に事実を話しているだけなんですよ、きっと。

 理科三類は一番定員が少ないです。予備校の模擬試験なんかで、成績上位の人は名前が掲載されますよね?あれにいつも名前が入っているような人がよくいます。

 実際に会ってみると、なんだか芸能人をたまたま見かけたみたいで、プチ感動だったりします(笑)

科類と進学先
文科一類⇒法学部
文科二類⇒経済学部
文科三類⇒文学部/教育学部
理科一類⇒工学部/理学部/薬学部/農学部
理科二類⇒農学部/理学部/薬学部/医学部/工学部
理科三類⇒医学部


 6つの東大とは、こんなかんじです。ではここで問題。

 どこの科類に入るかを、どうやって決めたらいいでしょうか?

 ・・・どの学部に進学したいか、で決めるのがいいですね!

 で、どんな仕事をしたいかによって、学部を決める。

 どんな仕事をしたいかは、どうやって決めましょうね・・・?

 それは、あなた次第です(^^)
 
 ちょっと前に、「13歳のハローワーク」という本が出されたのを知っていますか?中学生に限らず、いろんな年代の人が読んでいるらしいですね。

 日本にある数多くの職業を、わかりやすく紹介している本です。まず、いま存在する仕事を知ることは大切です。知らなければ選びようがありませんから。

 知ったうえで、自分に向いているのはどの職業か?やってみたい、好きな仕事はどれか?と考えるのです。もしそれがなかったら、新しく作ればいいのです。

 いずれ、何かのきっかけで、こんなことを考えたりすることもあるでしょう。もう考えている人もいるかもしれません。どちらにしても、時間をかけてゆっくりのんびり考えてください。

 あせることはありません。まだ人生の半分も生きていないではありませんか!これからもっともっと楽しい事件があなたを狙っているのです。

 そのほんの入り口、それが東大合格なのです(^^)





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