大学院重点化

 大学を卒業すると、二つの道があります。一つは、就職すること。そしてもう一つは、学生を続けること。

 つまり大学院へ進学するということです。(成績が足りなくてもう一回4年生っていうのはナシで(笑))

 文系の学生はあまり大学院へ進学することは多くないです。官公庁や民間企業に就職してバリバリ働きます。

 理系の学生は逆に、大学卒業後すぐに就職することのほうが少ないです。過半数が大学院に進学します。

 その大学院にも2段階あります。最初の2年間(修士課程)と、その後に続く3年間(博士課程)。始めの2年間を終えて卒業する、という場合も多いです。

 もし全部いったとすると5年間になります。現役で合格した人でも、27歳になってしまいます。

 しかも、大学卒業後に就職した人とは、社会人経験が5年も少ないのです。自分より年下の人が、会社では先輩ってことも当然あります。

 あと、経済的な問題もあります。大学院生は学生ですから、働いてお金を稼ぐのとは違います。日々の生活費をどう捻出するかは死活問題です。

 それで、塾や家庭教師などのアルバイトに精を出すのです。しかも、東大生だってことで法外な時給をもらって・・・

 正直言うと、そんなにもらっていいのか?と思うこともあります。東大に入りたい高校生に教えるのではなければ、どこの大学の先生でもあまり変わらないような気がするのです。

 それでも、やっぱり東京大学という名前がついていると、成績をすごく上げてくれるような気がしてしまうのかもしれません。
 
 大学院を重点化しようという動きは、近年盛んになってきました。今では東京大学(本郷キャンパス)でも、大学生より大学院生のほうが、人数が多くなっています。

 他の大学を卒業して、大学院から東大に入る、という人もいます。これはなかなかおトクですよ。最終的な学歴は「東京大学大学院卒」ってことになるんですから!(笑)(これを学歴ロンダリングと呼ぶ人もいます。)

 確かに「東京大学」っていう名前が自分の経歴に入っているとうれしいかもしれません。箔がつくと思う人もいるでしょう。しかも、東大大学院の試験は、東大入試よりもカンタンです。

 最初ほかの大学に入って、卒業したら東大の大学院に入る・・・こんなウラ技もしようと思えばできるのです!

 でもいま受験生のあなたは、そんなことを考えてはいけません。4年も後になったら、情熱も冷めてしまいます。早めに合格するにこしたことはないのです。

 ・・・っていうか、フツーに合格したいですよね(^^)

 大学院なんてそんな先のこと、あまり考えていない人が多いでしょう。いまはそれでもいいんです。まずは東大に合格することが大切!

 そのあと4年もあるのですから、ゆっくり考えてください。

 ちなみに、小中高のゆとり教育のせいで、学力が低下しているって言われて久しいです。大学でも、大学院でも、同じことが言われています。学生の学力が低すぎる、と。

 テレビのニュースなどであなたもみたことがあるかもしれません。簡単な漢字や計算を大学生にやってもらって、間違えた人を笑いものにするっていうのを(笑)

 これは仕方がないことだとおもいます。何十年も前から、徐々に徐々に、学力は下がり続けているのです。小学生も大学生も。

 その全体的な流れを変えることはできません。ただ、あなたが変わることはできます。自分のことは、自分で変えられるのです。自分にしか変えられません。

 そういう人には、今の時代はチャンスかもしれませんね。周りが学力低下の波に流されている間、あなたは踏みとどまって自分を磨けばいいのです。

 ライバルがゆとりを感じているその瞬間にも、あなたは勉強をして実力をつけることが可能なのです。

 以前は、勉強なんてぜんぜんしたくなくても、宿題だ居残りだといって半強制的にやらされたものです。いまではそういった規制(?)はゆるくなりました。

 やらない人はやらない。やらなくても済まされるから。やりたい人は、やる。情報は氾濫し、簡単に手に入るものになりました。やろうと思えばどこまででもやれるのです。

 このようにして、できる人とできない人の差がどんどん広がっているのが、現状です。・・・でも、それは学力という面での話です。

 EQ(心の知能指数)なんていう言葉も注目されてきていますね。学力だけではない、人間的な魅力を重視しようという動きの一端です。

 そういった点では、ゆとり教育は正しい方向性を持っています。ただ、そのシステムをうまく使えている教師が少なすぎる。

 優秀な先生がたくさんいて、十分に活用できれば、こんなに素晴らしい制度はないのかもしれません。人間性豊かな子供がたくさん育っていくことでしょう。

 しかし、現実的には少し無理があった。目指す理想は高いけれど、現実が追いついていかなかった。これは文部科学省の判断ミスかもしれません。

 その証拠に、ゆとり教育を見直そうという意見が噴出しています。文科省自らも、やっぱりやめようかな、なんて言いだしている始末です。

 3年B組の金八先生や、夜回り先生のような人がたくさん必要です。つい最近の事件ですが、小学校へ乱入した少年が先生を刺したというのがありました。

 その亡くなった先生は、とても児童から慕われていたそうです。クラス替えでその先生が担任になると、やったー!と言って喜ぶくらいだったそうです。

 僕がアルバイトをしていた塾の塾長先生もそうでした。生徒を甘やかすのではありません、それどころがすごく厳しいです。でも、いや、だからこそ、人気がある。

 本当に、教え子のことをいっしょうけんめい考えているんですね。そして実際に向き当っ対話して、相手を知ろうとしている。

 こんな先生だらけになれば、本物のゆとり教育が実現されるでしょう。豊かな情緒を持ち、高い学力を身に付けた優秀な人材が量産されることでしょう

 ・・・なんだか、大学院の話とずいぶん離れてしまいましたね(^^;

 でも、あなたも東大に入った後、もしかしたら教育学部へ進学するかもしれません。そして、学校の先生になるかもしれません。

 そんなとき、「あぁ、なんか本題と違うヘンな話をしていたヤツがいたっけな。」なんて思い出してもらえることをちょこっと期待したりして。





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