あいのり効果

 堀江社長が提携したがっているテレビ局の番組名ではありません(笑)(あれ、前に東大生の人も出ていましたね。)

 さて、たとえば、あなたが「notebook」という単語を見たとします。まず最初にやることは?その単語を知ってても知らなくても、です。

 最初にやるというか、必ずやってしまうというか・・・

 それは、発音をするということ!

「えー、そんなメンドウなことしてないけど?」

 いえ、たとえ口に出して音を発しなくても、頭の中でやっているのです。

「This is a pen.」を見ると同時に、「ディスイズアペン」が脳内に浮かぶのです。これは日本語でも同じ。

 あと、英語の長文を読んでいても、その発音を頭の中で繰り返すだけで、意味がぜんぜん頭に入ってこないこと、ありませんか?

 それに、今これを読んでいるあなたの頭でも、この日本語の文字そのものだけではなく、その音がいっしょになって生成しているのです。

 その頭の中での発音を、あなたがわざわざ意識しているときもあるし、無意識のうちにやっていることもあります。

 これは、ある程度以上知っている言語の文字を読んだら、今まで普通に生活してきた人なら自然な流れでしてしまうことです。

 してしまう、と言いましたけど、決して悪いことではありません。特に、英語の勉強をしようというあなたにとっては。

 これに関連しますが、速読法って聞いたことがあるでしょうか。本を速く読める方法で、通信教育などでもこれがあったりします。

 実は僕もこれを習っていたことがあります。この方法を使えば、少ない勉強時間でたくさんの事項を覚えられるのでは?と思って(笑)

 では、具体的にどうするのかというと、文字を読まないというのが基本です。文字を音にしないのです。

 文字を絵としてとらえるのです。

 文章を覚えるよりも、風景や人の顔のほうが覚えやすいですよね。しかも情報量は絵の方が格段に多いです。

 ということで、本をパラパラめくって、一瞬のうちに映像として記憶するのです。たしかにこれをマスターすれば、速く読めますね!

 でも僕の場合は、頭が軟らかくなかったのでしょうか、会得することはできませんでした。できたらすごかったんですけどね(笑)

 今までと全く違う正反対の方法なので、身体が適応できなかったのかもしれません。もっと小さい頃に始めたらできたかも?

 いや、小さい頃は今の普通の読み方を習得する時期ですから、そっちのほうが大事。大きくなってからできなければだめですね。

 そうです、小さい頃なのです!

「なにが?」

 つまり、われわれ日本語を母国語とする人間は、英語については小さい子供と同じなのです。

 一つ一つの英単語について、その発音、意味、つづりなどをじっくりと正確に覚えなければならない時期なのです

 英単語を見たら、ふつうにその読み方が頭に浮かびます。それが正しいかどうかは関係ありません。とりあえず読めるような読み方が浮かびます。

 「notebook」だったら、「のてぼっく」とかでも。

 「のてぼっく」と思いながら単語を書いたりしませんか?それでも、正しくは「のうとぶっく」であることをわかっています。

 ある言葉を見て、一番最初に思い浮かんだ音が、印象に残りやすいです。それが間違ったものだと、そのまま覚えてしまうこともたまにありますが(笑)

 人間は読めないと不安、不快に思うものです。だから読み方を知らなくても、知っている範囲でなんとか読もうとします。

 人類は名づけることで森羅万象を支配するのだ、という感じの文章を読んだことがあります。現代文の勉強をしていたときでした。

 なにはともあれ、頭の中でも読むものだということです。速読じゃなくて、普通に文字を見たとき。

 で、ここからが一番言いたいことです。それは、英単語を見たときに、正しい発音で読むことも同時にしてしまうのです

 今まで読んできた、「のてぼっく」を忘れる必要はありません。「のてぼっく」といっしょに「のうとぶっく」と言ってみてください。

 スペルは「のてぼっく」だけど、読み方は「のうとぶっく」だな、と。読みながら、書きながら、音を思い浮かべてください

 もし余裕があれば、実際に口で発音してみると効果は倍増です。そこが図書館ではないならば(笑)

 そんなにいっしょうけんめいにやらなくてもいいのです。流す程度にチョロっと言ってみるだけで十分。

 「notebook」を見たら、「オウ!ノウトブック!ノウトブック!ヤッホー!」っていうくらいの楽しいノリで(笑)これであなたも陽気な外国人です。

 今までは勉強のとき、だけに働かせていました。眼精疲労になるのもムリはありません。彼は、口も耳もヒマなら働け!と思っているでしょう。

 しかたなくやってきた、口と耳。しぶしぶ目といっしょに働きます。するとどうしたことか、仕事が効率よく進むではありませんか!

 単純なことです。みんなでやれば早く終わるのです。いや、早く終わるだけじゃありません、いい仕事ができる。つまり、深く記憶に残るのです。

 これが「あいのり効果」!(正しくは、相乗(そうじょう)効果(笑))複数の要因が重なって、個々に得られる結果以上になる(大辞林第二版より)のです!

 目が口を刺激し、口が耳を刺激し、耳が目を刺激する・・・お互いに影響を及ぼしあって、さらなる向上を実現していくのです!

 ほら、手が空いている口さん、耳さんもいっしょにやりましょう!楽しいよ!と目がものを言っているではありませんか。

 ・・・えーっと、鼻さんは?(笑)





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