試験場への道のり

 試験会場に入って机に座るまでにも、いくつもの試練が待ち構えているのです。油断してはいけません!
 試験当日、大学に向かって歩いていると、見知らぬ人が声をかけてきます。そして、あるものを手渡そうとしてきます。それは、住宅情報誌
 見事試験に合格して、地方から単身上京し、一人暮らしを始めるであろう受験生に配っているのです。
 路上でティッシュなどを配布しているのをあまり見たことがなかった僕は、けっこう厚みのある冊子をタダでもらっちゃった、ラッキー!と喜んでいました。
 でも、本当は単なる宣伝なのです。ぜひうちの物件を借りてね、選んでね、というものです。
これから試験っていう大事なときに、そんなのもらっている場合か?くれるのはいいけど、せめて試験が終わってからにしてください(笑)
とはいえ、それを見て住みたい部屋を探すという人もけっこういるのです。役に立つこともあるんですね。
 まだ東京大学の中に学生寮があったころは、その寮のパンフレットを配っている人もいました。
 今では、寮といえば三鷹(みたか)という場所にあるのが有名です。駒場キャンパスまで電車で30分くらいかかるでしょうか。
 ドキドキする一人暮らし、そんな合格後の夢の生活に一瞬だけ思いをはせながら、めざす戦場へ向かって歩いていきましょう!
 なんとか冊子配布アルバイトの人の合間をすりぬけていくと、次なる関門が登場します。それは、大手予備校の関係者。
 自分の予備校の生徒たちを激励しようと、朝早くからわざわざ東京大学までかけつけてきたのです。しかも門の前を集団で陣取っています。ハチマキなんかもしています。
 メガホンを持って、大声でガンバレと叫んでいます。すごい熱の入れようです。それだけ、自校の生徒には東大に受かってほしいのです。
 応援される生徒にとっては、なんと心強いことでしょうか。本来ならば一人で会場へ行かなければならないところを、こうやって仲間が励ましにきてくれるのです。
 でも、予備校へ行っていない人にとっては、どうでしょう?周りでそんなに騒がれると、迷惑に感じるかもしれません。
 「なんだよコンチクショウ!」「どうせ私は一人ぼっち・・・」なーんて思ってはいけませんよ!それこそ相手の思うつぼです。
 他の受験生を不安にさせ、緊張させ、動揺させるという副次的効果が、その大激励にはあるのです。
 しかし!あなたにはもっといい応援団がついているではありませんか今までいっしょに戦ってきた、参考書たちですよ
 周りの人は、周りの人。全く気にしないなんてムリですが、そんなときは、自分の仲間のことを思い出してください。
 高いお金を出して買った参考書でなくてもかまいません。あなたが今までそれを使ってきたということに、価値があるのです。
 見慣れたもの、手になじんだもの。それらは、あなたの心をリラックスさせてくれます。落ち着かせてくれます。思う存分、チカラを発揮できるのです
 えんぴつ、消しゴム、ノート、これらみんながあなたを全力でバックアップしてくれます。なんと心強いことでしょうか!
 さぁ、こんどは最後の難関です。入場制限をしている東大の職員さん。「受験票」という必須アイテムを携帯していないと通れません。
 これ、ゼッタイ忘れないで下さいよ!!マジですからね!!(笑)笑いものになるだけじゃすみません!
 実は、この最後の大ボスに行く手を阻まれて会場に入れない人を見たことがあります。つまり、受験票を持っていなかったのです!
「バカだなぁ、そんな大事なもの忘れるわけないじゃんか」
 といってたかをくくっている人こそ、あぶないですよ!ここはひとつ謙虚な気持ちで、当日朝の持ち物チェックをしておきましょう。
 全部の試練を乗り越えたあなたは、ようやく東大の中に入りました。ここからは、だれも邪魔する人はいません。
 あとはテストのことだけ考えていれば・・・ちょっとまった!まだまだキケンはいっぱい、てぐすねをひいてまっているのですよ・・・





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