かならず必修

 大学の時間割は面白いですよ!小学校からずっと続いてきた、お仕着せの時間割とはぜんぜん違います。
 ちょっと大人になったような気分で、うれしいんですよね。なにせ、自分で好きなようにカスタマイズできるのですから。
 たとえば、いっぱい学びたいことがあるから毎日ビッシリ授業!とか、自分の好きな分野の授業だけより好みしてとっちゃうとか。
 逆に、朝は弱くて遅くまで寝ていたいから午前中は授業ナシ!とか、金曜日は遊びたいから一日中休み!とか(笑)
 でも、残念ながら必修科目というのはあります。だれでも必ず受けなければならない授業です。時間も指定されています。
 英語とか第2外国語とかはそうです。必修です。第2外国語なんて、駒場を離れたら二度と使わないっていう人は多いんですけどね・・・(汗)
 僕は中国語を選択しました。この言語を話している人口は最大だから役に立つに違いない!なんて思って。
 知ってました?英語を話す人より中国語を話す人のほうが数が多いんですよ。もともと中国は人口が多いですしね。
 こんなふうに打算的に考えてると思いますよ、中国語選択者のみなさんは(笑)近年人気上昇中です。
 さすがは東大合格者。合理的というキーワードが頭に染み付いています。自分にとって何がトクか?を追求し続けるのです。
 時間割の話に戻ると、理系の場合、数学などもありますね。そうそう、この数学がくせものなんです。
 あなたが理系でしたら、入学後に、数学Aというのと数学Bというので、どっちかを選ぶように言われます。
 どう違うのか?ぶっちゃけて言うと数学Aが難しくて、数学Bが簡単ってことです。(笑)より正確には、数学そのものを学ぶか、数学の使い方を学ぶかの違いです。
 東大を受験しようと思うくらいの人でしたら、数学がけっこうできるという人も多いです。しかも合格もして、自信もついています。
 そういう人は、腕に覚えがあるので、数学Aを選んでしまいます。難しいという評判も気にしない。いや、かえって意欲がわいてくる。
 ところがいざふたを開けてみると・・・
 ええ、あなたもうすうす感づいているかもしれませんが、超ムズカシイんです!数学Aって!脱落者がどんどんでてくる。
 意味わかんないですよ、これ。なんか、0と0.1は連続しているとか切断されているとか。なぞなぞじゃないんですから!(笑)
 そんな挫折感を味わっている人たちをしりめに、僕が選んだ数学Bの授業ではわいわいやってました。
 微分や積分の計算方法を主に扱っていて、とても実用的です。(数学自体の崇高な理論に比べれば、ですけど。(笑))
 理系であれば、今後ちょっとした場面で役に立つことがでてくるでしょう。そんな、数学の使い方を勉強します。
 「あー、こっちを選んでよかった!」
 でも、本当に本当に数学が好きな人にとっては、ぜんぜんもの足りないと思います。
 同じクラスの理科3類の人で、ひまがあれば数学のことを考え、数学オリンピックにも出て、という無類の数学好きがいました。
 その人に限っては、数学Aの講義をものすごく有意義に受けていましたね。毎回楽しみにしていて、先生とも活発に議論していました。
 こんな事例もふまえつつ、あなたも慎重に選んでくださいね。間違った選択をすると、数学がきらいになってしまいます。(え、いまでもきらいですって?(笑))
 あと、文系理系問わず重要なのが、「英語の宇宙」です。
 なんのことかって?全員必修の英語1という科目。そこで使われる教科書が、The Universe of Englishという名前なのです。
 中はというと、英語だらけ!(あたりまえか)長いし難しいし大変です。しかも講義の最初にはリスニングもあります。
 必修科目であるにもかかわらず、学生の出席率はとても低いです。もう合格しちゃったし、英語なんていっしょうけんめいやらないでいいや、なんて。
 驚きます。人ってこんなにも変わるものでしょうか?受験生のときはあれだけ努力して勉強していたのに・・・(汗)
 でもですね、大学の試験前となると、とたんに目の色を変えるんです。そりゃそうだ、試験に受からないとまた同じ授業をうけなきゃならなくなる。
 ただ、合格前とは、がんばりかたが違う。教科書を日本語訳した小冊子を、お金を出して買うんです(笑)それを覚えて、試験に臨む。
 その小冊子を作ったのも、おなじ東大生。だけど、たまに間違った訳しかたがあって、そこが試験に出た日には目も当てられません。
 ・・・みんな同じ間違い(笑)すごい偶然ですね!
 やる気のあるあなたはぜひ、教科書を自力で学習してください。それか、訳本を作る側の賢い東大生になってください。
 たぶんもうかりますよ。だって、ぼくらのような一般の東大生が大挙して買い求めに行くんですから(笑)
 あと、いろんなホームーページを見て初めて知ったんですけど、これを受験勉強に使っている人がいるらしいですね。
 いったいどこでそんな情報を手に入れたのだろうと驚きました。僕は東大に入るまで、こんな本があるなんて知りませんでしたよ。
 でも、これ、あまり受験勉強には向いていないのでは?と個人的には、思います。
 大学受験用の参考書のいいところは、あなたをガイドしてくれるところです。たとえ同じ文章を題材として扱っていても、ガイドがあるかないかで全然違います。
 参考書の著者は、あなたに問題を出すことによって、あなたの理解を促します。ポイントを示し、理解しやすくしているのです。
 もしそんなガイドのない、ただの英語の小説だったら、どうでしょうか。ここの構文はこれを使ってて、この代名詞はあのことを指していて、などと自分で考えなければなりません。
 ここに注意しろ!とか、要点を整理しようとか、重要なところを親切に教えてくれる、それが参考書のいいところです。
 そうやって学力を身につけていくと、最後には、あなたも参考書を書いて人をガイドできるようになるのです。
 あなたが東大に入ったら作る「The Universe of English」の訳本も、単に日本語訳だけじゃなく、丁寧な解説をしてあげると、人気爆発間違いなしですよ!(笑)





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