座席トッカータ

 題名は適当です(笑)音楽にはあまり詳しくないもので・・・(^^;
 でも音楽を聴くのは好きです。ポップスもジャズもロックも。楽しい気分になったり、落ち着いた気分になったり、なんかいいですよね。
 さて、その中でも特にクラシック音楽ファンにとって朗報があります。なんと東大にはパイプオルガンがあるのです!
 パイプいすじゃないですよ、パイプオルガンです!月とスッポン、似ているようでぜんぜん違います。
 僕もはじめは全く知らなかったんですけど、パイプオルガンってものすごく大きいんです。ただのオルガンとは桁違いに。
 高校の時に使っていた音楽の教科書をひっぱりだして調べてみたら、なんと1部屋全部を占領してしまうくらいデカかったのです。
 だから各家庭に1台ずつなんて到底かなわない話で、西洋では教会に備え付けられているようなものだったそうです。
 そんな立派で高価で由緒正しい楽器を、東京大学でも持っているのです。文化面にも注力している最高学府の東大らしいですね。
 たまにコンサートを無料で開催してくれることがあるんですよ。これは高尚な趣味を持つ方々にとってはたまりませんね。
 場所は駒場キャンパスの900番講堂。ここは学内で最も広い教室です。何百人もの学生がいっぺんに講義を受けられます。
 そこで行われる代表的な授業は、「統計学入門」。文系理系問わず必要になる統計の考え方を学ぶ生徒であふれかえります。
 余談ですが、後ろのほうに座ると、黒板が1文字たりとも見えません(笑)マイクで話して下さるといえども、音を聞き取るのもつらいです。
 ただでさえやる気のない人たちは、この状況になってますますやる気をなくし、おしゃべりやメールに没頭します。
 いや、この「統計学入門」はけっこう話が面白いほうの部類だと思いますよ。それに、担当の教授が非常にかみくだいて説明して下さるので、わかりやすいです。
 だからこそ、その話が音として聞き取れないっていうのは、とってももったいない。惜しいなあと残念に思います。
 一方、やる気のある人は一番前の方を陣取っています。しかも授業開始の時間より相当早めにやってきて。
 かなり人気のある講義ですからね。なかなかいい席を確保するのもムズカシイのです。まるでお花見の場所とり合戦(笑)
 「そんなに朝はやく起きられないよ・・・」
 というあなた。それでも、まだ前の方の席に座れるチャンスがあります。絶対ではありませんが、それなりの確率で。
 どうするかと言うと、まず、遅れてきてもいいので、とりあえず前の方に行ってみてください。
 「だって、後ろの方でさえこんなに混んでるのに。」
 だいじょうぶです。かまわず前進してください。通路も行き交う人であふれていて、なかなか移動もしづらいですが。
 その人の波をかきわけて教室前方にたどりつきます。もちろん座席は満杯・・・と思ったら?
 まだ空いてた!そう、それは列の真ん中の席です。
 この教室では、一つの横長の机に、10人くらいが座るというかたちになっています。
 電車の座席でもそうですが、横に長い席があった場合、まず両端から人は座りはじめますよね。
 この900番講堂でもそうです。両脇からだんだん埋まっていく。でも、電車にはない大きな問題がここで生じます。
 電車にはなくて、教室にはあるもの。それは、机
 机があるから、はじっこに人が居座ってしまうと、真ん中の席へ座ろうとしてもそう簡単にはいきません。
 みんなシャイですからね。すでに座っている人に、すみませんと言って立ってもらい、中に入れてもらうのはなかなかしません。
 ただでさえそうなのに、ここは10人も座れる机。両端に3、4人も座っていると、その人たち全員に立ってもらわなければなりません。
 という理由により、10人席のうち、真ん中の一つだけがぽつんと残ってしまうことがままあるのです。
 そこで勇気を出して、一言中に入れて欲しい旨を伝えれば、人気講義を一等席で、早起きもしないで受けることができるのです
 それを言うのが恥ずかしいからこそ、いっしょうけんめい早く起きて教室におもむき、自分の席を確保する人もいるのです。
 遅く来ちゃった、しかも人にことわるのも気が進まない!・・・こんな人がとる、驚くべき行動もあります。
 このウラ技は最前列の席でしか使えないのですが。なんだかわかりますか?
 机をまたぐのです!
 はじっこの席にはすでに人が座っていて、真ん中には入れない。そこで、一番前に回り込んで、机をまたいで席に座るのです。
 これなら人を立たせたりせず、迷惑もかけないかもしれませんね。
 ただ、たまにまたごうとした足で、隣りの人を蹴っている人がいました。もちろん不慮の事故なのですが、びっくりしたでしょうね、いきなり足蹴りですから(笑)
 加害者になってしまった人も、想定外でしょう。せめて靴を脱いでからにすればよかったかもしれませんね。(よくない?)
 さて、次は目を転じて、あなたがもう席に座ってしまった場合を考えてみましょう。いい席をとって、授業を聞く気もまんまんです。
 そんなとき、あとから人が来て、すみませんと声をかけられる。どうも隣りの席が空いているので座りたい様子。
 「せっかく座ったのにめんどくさいなぁ
 なんて思わないで、いや、思ったとしても顔には出さないで、気持ち良く通してあげてください。明日は我が身です。
 人間って勝手なもので、後から来た人は、座っている人を「じゃまだなぁ」と思い、座っている人は後から来る人を「めんどうなだぁ」なんて思うのです(笑)
 高校では席がきまっているので、こんないざこざ(?)は起こらないと思いますが、大学ではしょっちゅうあるのです。
 「関係ないや、どうせ前の方の席なんてすわらないし。」
 いえいえ、そんなあなたにも、席取り競争とは無縁ではいられません。本当の人気席は一番後ろなのです。しかも扉に近い席
 なぜって?
 それは、いつでも外に出られるからです(笑)
 東大生といえども授業以外にやりたいことはいっぱいあります。でも卒業できなくなってもつまらない。
 そこで、出欠をとったらすかさず退室するという荒業をやってのける東大生がちらほら出没するのです。
 でも、まさか先生の目の前から堂々と席を立って出て行くほど厚顔無恥ではない。先生だけではなく、ほかの東大生からも白い目でみられます。
 なので後ろの目立たないところから、こっそりと抜け出すのです。まるで盗っ人のように、ドアの開け閉めもそーっとそーっと・・・
 うまく脱出できたら、そこはもうパラダイス!平日の昼間っから、好きなことをなんでもやりたい放題なのですから!
 「せっかく東大に合格したんだから、まじめに勉強しろ!」
 まぁまぁ、そんなにおこらないでください。大多数の東大生はきちんと講義を受けています。不真面目なのは少数派。
 でも、そういう人は少ないとはいえども、5月、6月と時がたつにつれて、だんだん増殖していくのですが。
 たまにはいいと思いますよ。いままで勉強にがんじがらめになっていたのです。ちょっとくらい羽目を外してみても。
 通学、通勤ラッシュの時間帯に余裕の表情でお散歩したり、休日は混みまくりの娯楽施設で悠々と遊びまくったり
 一度はやってみたかった、こんなこと。いえ、ぼくはちゃんと、授業の入っていない日にやりましたよ(笑)
 あなたもこんな、天国気分を味わってください。なにものにも縛られない、あなたは自由です。好きなことをすることができます!
 やる気がなくなってしまったとき、ふと、こんなことを想像してみてください。来年のあなたの、幸せな姿です。
 するとほら!楽しい気分になってきませんか?やる気がどんどんわいてきませんか?
 これでまた、明日からがんばれますね!





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