駒場の住宅事情

東大生になったら、生まれてはじめて東京に住むことになります。毎日飛行機や新幹線でキャンパスへ通うなんてできませんからね。
ぼくの場合は、自宅から通学しようと思えばできないことはない距離でした。それでも電車で片道2時間以上。やっぱり大変です。
ということで親に生活費を出してもらって一人暮らしをさせてもらうことになりました。いまはそれを少しずつ返済しているところです(笑)
どこに住むにしても、まず家賃が高い!東京は土地が少ないのですね。面積は狭いのにもかかわらず地方よりもグンとお値段が張ります。
お店とかでもそうですよね。田舎のカラオケやさんはある程度広いのに、都内のなんていったらここは押し入れか?っていうくらい。
やすいところにしか行ったことがないからでしょうか?
それでも往復4時間のむだな移動時間を毎日つかうよりは、いいのです。お金で買えない経験を4時間分よけいに味わえるのです。
駒場キャンパスがあるのは、駅で言えば京王井の頭線(けいおういのかしらせん)という線の駒場東大前駅です。
井の頭線っておもしろい名前ですよね。途中にひらがなが入ってるし。昔っぽくて。最初は「いのあたま」かと思いましたけど、違いました。
で、東大生がよく言う、じゃなかった、たまに言う、おもしろい(?)ギャグがあります。「井の頭線でいいのかしら?」・・・
講義で先生がこれを言っているのも聞いたことがあります。案の定、クラス全員大爆笑!ということにはなりませんでした。(残念)
駒場東大前駅と渋谷駅との間には神泉(しんせん)という駅があります。ここのアパートを借りて住んでいる友達がいましたね。
でも神泉のあたりはあまり栄えていなくて、地元の人には住みやすそうですが、ぼくみたいに上京してきた人にはあまり面白くはなかったかも。
渋谷と反対方向には、下北沢(しもきたざわ)という有名な街があります。そこからも交通の便がとてもいいんです、東大は。よくテレビや雑誌でも紹介されてますよね。
若者向けのファッションのお店が立ち並んでいて、有名人もよく利用する人気ショップなどもあります。街並みも雑多な雰囲気で、玄人むけっていう感じです。
ごはんを食べるレストランもいろいろあり、何かと便利なのでこのあたりに住居を構えていた東大生もけっこう多かったと思います。
3年生になると大抵の東大生は本郷キャンパスに移ります。駒場からだと、下北沢方面とは反対方向へ、電車で30分くらいいったところにあります。
だから下北沢に住んでいる人はキャンパスが遠くなってしまいます。それでも、同じところから通い続けていた人がいました。
それだけ、下北沢という街は魅力的で住みやすかったのでしょうね。
近くには明大前(めいだいまえ)という駅もあって、学生がいっぱい住んでいます。明大とは、明治大学のことです。
でも、関西のほうでめいだいというと、名大(名古屋大学)になるそうです。おもしろいですね。
そうそう、東大には全国から学生があつまってくるから、テレビでしか聞いたことのなかった関西弁を生で聞いたときには感動しました。
で、その人がたまたま納豆が嫌いだったりすると、やっぱりそうなんだーと言って妙に納得したものです。(もちろん関西の人全員が納豆を嫌いなわけはないのですが。)
こんなちょっとしたことでも、とてもいい経験でした。旅行と同じですね。その国の人にとっては日常的な風景なのに、観光客にとっては見たこともないすごいもの。
そこで地元の人がなにげなくしている行動も、よそものからしたら目新しくて、ささいなことかもしれないけれど、心に刺激を与えてくれるのです。
だから、いろんな場所の人とこうやって触れ合える東京大学はとてもいいところです。あなたの心をどんどん耕してくれます。
日本一の大学には、日本中から人があつまる。同じ日本人なのに、よくよく調べてみると細かなところで大きな違いがあったりする。
そんな意外な発見が、おどろきなのです。そういった積み重ねにより耕されたあなたの感受性という地面にならば、間違いなくきれいな花がさくでしょう。
そのきれいな花のたねを、これから東京大学での学生生活を通して、見つけていくのです。いっぱいあるから迷ってしまいますよ。
たねの数だけ迷って下さい。たねは無限にあります。だから無限に迷います。そうしているといずれ、知らぬ間に一粒のたねがまかれていることに気がつくのです。
ぼくの場合は科学者のたね。あなたの場合はどんなたねでしょう。いまからとても楽しみですね!
それで、住むところの話に戻りますが、あんまりキャンパスから近すぎるところに住んでしまうと大変なことになるかもしれません。
だから、京王井の頭線の沿線でも、ちょっと離れたところに住んでいる人が多いのかもしれませんね。
その大変なこととは、「みんなの溜まり場になる」ということです(笑)
運動部の練習で遅くなったり、実験がなかなか終わらなかったり、渋谷で遊びまわっていたりして、帰る電車がなくなった人の行き着く場所になるのです。
しかもお菓子やらジュースやら持ってきて、食べて飲んでゴミは散らかし放題、やりたい放題やって、朝になったら勝手に帰る・・・
たまったものではありません!(笑)
あなたも十分に気をつけてください。でも、たまにだったらそれはそれで楽しいんですけどね。
あと、男女関係無く同じ部屋で寝ているのを初めて見て、へーそういうことは気にしないのかぁと思いました。
5人も10人も人がいたら、たとえ異性と一つ屋根の下で夜を明かしても、事件はおこりようがないということでしょうか。
そんなこんなで住むところはいろいろありますが、個別にマンションやアパートを借りるよりも、値段が安い学生寮のほうがおすすめです。
数万円単位で家賃が違います。それが10ヶ月も20ヶ月もになったら相当な額です。それだけあったらどれだけ遊びに使えることか(笑)
学生寮といっても、東大の公式の寮以外にもあるんです。なになに県出身の人だけ入れる寮とか、これこれを勉強してくれる人だけ入れる寮とか。
くわしくは、東大の学生課というところにパンフレットがおいてあるので、それを見てください。知らないところがいっぱいあって驚きますよ。
東大の寮としては三鷹(みたか)にある三鷹学寮が新しいですが、ちょっと遠いんですよね。
ほかにも井の頭学寮、豊島学寮、追分学寮などがあります。本郷の人用、駒場の人用とかにわかれています。全部男子寮です。
白金(しろがね)には女子寮もあったと思います。お金持ちの奥様、シロガネーゼの住む気品あふれる街です。
でも、寮って入れる人の数が少ないんですよね。部屋数が限られていますから。あふれた人は、他をあたらなければなりません。
そしたら、ルームシェアなんてのもいいのではないでしょうか?このごろはやりの。
2人で住めば、広い部屋に、半分の料金で住めます。
10人で住めば、かかるお金は10%、9割引です!
賞味期限がきれそうな牛乳よりもおとくです!でもやっている人を見たことはありません。もしやったらどんな感じか教えて下さいね(笑)





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