わからない単語

「英語の長文読解をやってたら、わからない単語ばっかりだった!」
こんなことありませんか?
1回の問題文の文章中に、知らない単語が30%もあったら、内容を読んで理解するどころの騒ぎではなくなってしまいます。
注が書いてあったり、事前に知っていなくても文章を読めばわかるというものならいいのですけれども。
でも、その文章を読んで推測するといっても、まず読めなければ話になりません。
逆に、多少文法がわからなくても、単語をたくさん知っていればある程度の意味はわかってしまうのです。
10年以上前です。ズームイン朝というニュース番組で、「ウイッキーさん」という人がいました。
通勤、通学中の一般の人に英語で突撃インタビューするのです。急にこんなことされたら、びっくりしてしまいますよね。
いざ英語で話そうとしても、なかなかうまく話せません。
それで、ただ単語を並べただけの人もいました。でも、それでだいたいは意味が通じていたのです。
もちろん、英語の文章を正確に理解しようとするときに、文法は必要です。
しかし、それ以前に、最低限の語彙力が必須なのです!
アミノ酸にも必須と必須ではないものがあるって知っていますか?
必須アミノ酸とは、人間の体内で合成できないけど、なくてはならないもの。だから食物から摂取しなければなりません。
体に欠かせないアミノ酸は膨大な数があります。でも、大部分は体の中で作ることができる。できない一部分のものが、必須アミノ酸。
必須英単語も、単語帳や英和辞典から摂取しなければなりません。それがあれば、あとはどんどん英文が読めて、語彙も増えていきます。
では、知らない英単語を調べるとき、どうするかという具体的な話をします。
まず質問。次の3つのうち、あなたは何を使って調べますか?
1.勘
2.単語帳
3.英和辞典
まさか1番と答えてはいないでしょうね?もし1番と答えたとしたら、相当な英語の達人です。
それはダメ!と言うと思いました?(笑)いえ、そうではありません。ぼくの意見は正反対です。
まるでわれわれが、読めない漢字の意味をへんやつくりなどの部首から推測するかのように、英語のネイティブスピーカーは知らない英単語の意味を推測しているのです!
「ほんとかなぁ?だって、アルファベットは表意文字じゃないじゃんか。」
ええ、表音文字ですね。つまり、漢字のように、文字の形が文字の意味をあらわしているのではありません。発音を表しています。
だとしたら、知らない単語の意味なんて、文字を見ただけじゃわからない・・・というわけでも、実はないのです。
漢字ほど詳しくはわかりませんが、英語もある程度は意味がわかります。
そのカギは、接頭辞・接尾辞です。
dis- がついていたら反対の意味になる(例:appear → disappear)とか、-ly がついていたら副詞になる(例:quick → quickly)とか。
こんな2文字や3文字程度のものを知っているだけで、語彙力が2倍にも3倍にもふくれあがるのですよ!
といっても、それがくっついている元の単語を知らなければなりませんね。やっぱり必須英単語は必要なのです。
あと、ぼくにもわからないのですが、発音した感覚からも、意味の手がかりがわかるそうです。ケイトさんという人から聞きました。
前に米軍キャンプが一般に公開されていた日があって、たまたまそれを知って遊びに行ったことがあるのです。
でもこれはちょっとまねしようと思っても難しいですね(汗)ぼくたち普通の日本語スピーカーは地道に勉強したほうがいいです。
受験英語だからといってなめていてはいけませんよ。
ちゃんとやっていれば、意外と英会話ができるようになるんです。これにはぼくも驚きました。相手にきちんと通じているんですから。
ネイティブの人は早口だったり省略したりしますが、ぼくは教科書で習った通りゆっくりと一つ一つ発声していました。
いちいちイットイズなんとかザットなんとか、と関係代名詞も正確に言いました。きっとそうとうぎこちなく聞こえたことでしょう(笑)
相手にとっては、そんなわざわざ丁寧に言わなくてもわかるよ、と言いたいところでしょうが、ぼくには、勉強した通りにきちんと言うほうが言いやすかったのです。
それよりもなによりも、自分の伝えたいことが相手に伝わったんだという事実に、すごくびっくりしました。
受験英語、ばかにできません。どんな勉強方法であれ、伝えられたもん勝ちです。それが言語の役割なのですから。
受験英語は緻密で正確な英語、もっとも正しい英語です。この一番基本の英語を知っていれば、くだけて話すことは簡単にできるでしょう。
そしてこの受験戦争を通して身に付けた勉強方法は、これからビジネス英会話などの高度なものを学習する際にも大いに役立ちます。
どうころんでも、いまあなたがやっている英語の勉強は、やくにたたないことなどありえないのです
英語の勉強をして、あなたが損をすることは何一つないのです!
やる気をだしてください。やればやっただけ、あなたの実力となるのです。生涯の財産となるのです!
・・・で、さっきの質問に戻ります。でも、だいぶ違う話をしてしまったので、忘れてしまったかもしれませんね。
2番、3番目の選択肢は単語帳と英和辞典でした。どんな質問だったかというと、知らない単語をどうやって調べるか?でしたね(笑)
これらを選んだあなたも、まずは自分の勘をたよりに推測してみてください。こうやっているうちに、ネイティブっぽくなるでしょう。
しかし!長い時間これをやっていてはいけません!
思い付かないからといって、何分もうんうんうなっていてはいけません!
2秒考えてわからなかったら、きちんと単語帳や英和辞典で調べてください!
そして、2秒考えてなんとなくわかったぞ、っていう場合でも、きちんと単語帳や英和辞典で調べてください!ぜったいですよ!
わかったつもりになってはいけないのです。これが一番怖いことです。英語でも数学でもなんでも、わかったつもりは最悪です。
なぜか?
本人はわかっていると思っているから、勉強しない。だけど本当はわかっていないから、本番の試験で解答できない。すると不合格になる。
単純な理屈ですよね。
ということで、結局、完ぺきにその単語のことを知っているのではない限り、念のために調べておいた方がいいという結論になります。
「そしたらほとんど全部調べることになって、たいへんじゃん!」
いえ、その英文の中で使われている意味、用法だけ知っていれば、ここでは完ぺきに知っているとみなしてよいでしょう。
もちろん辞書を調べれば、ほかの意味や反対語などものっていることでしょう。それらも覚えられたらそれにこしたことはありません。
でも今は、長文を読んでいる最中です。そんなに何度も調べ物をして、読むのを中断していたら、肝心の文章の内容がわからなくなってしまいます。
だから、いまは英文の意味がわかる程度に知っていればいいのです。
こうしてある程度の意味がわかるようにするために、まずは必須の英単語の知識が必要なのですね。
さて、長くなってしまったので、肝心の、知らない英単語の調べかたについてはまたページをあらためてお話することにしましょう。





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