びっくり記憶術

ちょっと変わったモノなんですが。一度試してみたことがあります。
よく、新聞などにのっている、通信教材ってあるじゃないですか?ペン字が上手くなるとか、オカリナ入門とか。「おい、鬼太郎!」
そのなかに、この「記憶術」っていうものがあったんです。
受験生だったぼくは、とにかく勉強に役に立つものならなんでも試してしまえ!と思っていました。
その「記憶術」を使うと、どうもいろいろなものを簡単に覚えられるらしいのです(宣伝文句に書いてありました。)
「ほんとかなぁ・・・?」
「もしほんとうだとしたら、すごい!」
まずは資料を請求しました。これは無料だから気軽にできます。
2、3日たってからでしょうか、届きましたよ、厚めの封筒が。
なるほど、これを使うと記憶が簡単にできて、しかも忘れないらしい、ということが詳しく書かれています。
でも、かんじんの、やり方については書いてありません。当たり前ですね。正式に申し込みをしないとだめってことです。
ということで、無料で請求した資料についていたハガキに必要事項を記入して、郵送しました。東大合格のためならお金使い放題でしたね。
1週間もしないうちに、例のブツが到着していました。
今度は大きな箱で、宅急便で配達されてきました。ちなみに、人間の宅急便です。(魔女のではなく。)
重い箱です。開けると、薄い本が何冊も入っていました。
ひとくちに記憶術といっても、いくつかの具体的な方法があり、そのやり方ごとに本がわかれているようです。
正確ではないかもしれませんが、そのなかでぼくがおぼえているものを紹介しますね。
歴史の年号★
1789年、フランス革命。
さあ、これをどうやって記憶するというのでしょうか?
まず、1789という数字を、2桁ずつ前後で2つにわけます。この場合は、17と89になりますね。
次、五十音の表を用意してください。頭の中に思い浮かべられるでしょうか。
あ行から順番に、1から始めて番号をふっていってください。するとわ行は10となりますが、これは0ということにしてください。
さて、1789年の17を、さらに分解すると1と7になります。
五十音の表と照らし合わせると、1はあ行、7はま行ですね。
はい、ここから佳境に入ります!
あ行の文字で始まり、2文字目がま行の文字である単語を思い浮かべてください
あ行には、あいうえおの5文字がある。ま行にはまみむめもの5文字が在籍。これらの文字が、最初の2文字となるような単語です。
ここでのんびり考えてはいけません!パッとひらめいた単語を採用してください。それがどんなにへんちくりんな言葉であっても。
それがあなたにとって、一番身近で、印象的で、思いつきやすい言葉だからです!
たとえばぼくだったら、いもむし。1文字目があ行で、2文字目がま行ですね。3文字目以降は、どんなものでも構いません。
(いもむしが一番身近だというのもどうかと思いますが(笑))
それを、1789年の後半、89でも同じようにやってください。ぼくの例では、百合(ゆり)とでもしましょうか。
そして、いよいよ記憶術の真骨頂!
いま思いついた二つの単語を、イメージで組み合わせるのです。
いもむしと百合をイメージして、それを一場面の中で同時に登場させ、それを頭に印象づけるのです
ここに、ちょっとした工夫が必要です。
ただ、百合の花にいもむしがのっているところ、というだけでは、ありふれている感じがしてあまり印象に残りません。
そうではなく、現実的にはなかなか起こりそうもないような状況を空想の中でつくりあげてしまうのです。
たとえば、百合の花が巨大いもむしに喰らいつき、引き千切ってむしゃむしゃ食べているシーン、とか。
これで少しは印象に残りやすくなりました。
でも、これだけではフランス革命となんの関係もありませんね。ただ数字をおぼえただけです。
最後の仕上げ、画竜点睛です。
フランス革命といってすぐさま思い浮かぶものはなんですか?
たとえそれが間違った認識であっても、かまいません。制限時間のある連想ゲームです。一番に思い浮かんだものが、一番いいのです。
ぼくは資料集などにのっているジャンヌダルクの絵が思い浮かびました。
なので、いもむしと百合とジャンヌダルクをイメージの中で結び付けるのです。
いもむしを食べる百合をジャンヌダルクが止めに入ったところ?それではまだまだなまぬるいですね。もっと強烈なものが欲しいです。
巨大いもむしの頭を食べている百合の反対側から、いもむしの尾のほうにかぶりつくジャンヌダルク、なんてのはどうでしょうか?
歴史上の有名人に対して申し訳ないなんて思っていてはいけません。
これもその有名人の関わった偉業を記憶するためなのですから。
話はガラッと変わりますが、ジェットコースターってなんで動いているか知ってますか?
だって、自動車みたいなエンジンも、リニアモーターカーのような磁石もついていないのです。ただ、座席があるだけ。
そう考えると、不思議な気がしてきます。
答えは、自然の力で動いているのです。
ジェットコースターって、最初にカタカタカタといいながら、高くまで上りますよね。そのときだけは人為的な駆動力をつかっています。
でも、いったん上まできてしまったら、あとは勝手に動いてくれるのです、あぁ、川の流れのように。
それは、したり顔で言えば、最初に蓄積した位置エネルギーが運動エネルギーに変換されるからですね。
でも、現実の世界には大気やレールとの摩擦力というものがあるので、最初と同じ高さにまで上がることはありません。
東大への決意表明とは、ジェットコースターで言えば、最初の人為的な駆動力です。これでエネルギーを充填するのです。
そうすれば、あとは自然な気持ちの流れに身をまかせて、来年の東京大学合格まであなたのやりたいようにやるだけなのです。

でも、ジェットコースターと違う点は、途中で何回でもエネルギーを補充することができるというところですね。
だから最初の高度よりも、もっともっと高く高く、上昇していくことができるのです。青天井を通り越して、黒天井にまで!
さて、ココで問題です!
1789年の出来事と言えば?
さっきのイメージを思い出してくださいね。
・・・どうですか、映像が思い浮かびましたか?
まじめに取り組んでなかったら、思い出せませんよ!(笑)そしたらそのイメージを、言葉に逆変換するだけです。
ということで、これが記憶術のひとつです。残りはまた別の機会に。
「いちいちこんなことやってたら時間かかってしょうがないよ」
なんていう意見ももっともですね。これは慣れないとなかなかすぐにはできないことだと思います。ぼくもあまり使ってません。
どうしてもおぼえられないものをピンポイントで記憶するというように、工夫して使ってみてはどうでしょうか。
ちょっと面白いから、息抜きにふざけながらやってみるというのもいいですね。
受験勉強に限らず、友達の電話番号をおぼえるのにも使えますよ!
これで携帯電話をトイレに落としても安心です(笑)





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