頭を使うとは…

すみません!間違えました!
「またかよー!(怒)」
という声が聞こえてきそうです。ごめんなさい。
でもこんどは、まちがえたというのとはちょっとちがうかもしれません。
前に、「ドラゴン桜」というマンガ本の話をしましたよね。
で、楽しむためにならおすすめだけれど、勉強法をしりたいのなら受験本がいいと。
そのぼくの発言を、撤回させて欲しいのです。
じつは、ある受験生の人がぼくにメールをくれました
その人は、いままで全く勉強をしてこなかったのだそうです。
それで近所の人からもバカにするような目でみられたり、
親からもあきれられたりしている、と。
そして受験関係のホームページを見ているうちにぐうぜんに、
「普通に東大入試を受験、合格!」と出会い、ぼくにメールをくれました。
東大に行きたくなったのだそうです。
しかし、いまの自分の実力で本当に東大を目指していいのか、と心配していました。
そこで、ぼくは「ドラゴン桜」の話をしました。
このマンガの主人公も、ひどい落ちこぼれと言われていたところから一念発起して
東京大学を目標とするに至ったのです。
同じような境遇だったら、共感するものがあるのではないかと思ったからです。
次の日、さっそくそのマンガの単行本を買ってきたそうです。
そして・・・
なんと言ったと思いますか?
すごいんです。
ぜったい東大行きます!
今まで不安に思っていた気持ちがまるでうそだったかのように、
心の底から東大を目指すという強い情熱がわき上がってきたのです。
ドラゴン桜というマンガを読むことによって、東大合格への決意を固めることができたのです。
ぼくは「負けた」と思いました。
本来ならば、縁あってぼくのホームページを読んでくれたのだから、そこで東大合格を決意してもらえなければならなかったはずです。
東大に行きたいという気持ちを持ってもらうことができたのだとしたら、もうすこしがんばれば東大受験を目指そうと思ってもらえたはずです。
それなのに、ぼくの力不足で、そこまで後押ししてあげることができませんでした。
しかし、「ドラゴン桜」には、それができたのです。
ぼくは受験勉強の方法という観点からだけ考えてしまい、メンタルな面での効用を見落としていました。
ぼくがホームページでその役目はやっているから大丈夫、というおごりがあったのかもしれません。
受験生の一人も東大受験を決意させられないようでは、こんなホームページをやる資格はありません。
もう一度原点に立ち返って、「東大受かって人生勝ち組」となるひとを一人でも多くだせるよう、がんばっていきたいと思います。
マンガの力というのはすごいですね。人の一生を変えるくらいの力があるんです。映画でも小説でもそうですね。
いまさらながら、感心させられました。
ちなみにぼくが好きだったのは「寄生獣」というマンガです。知ってますか?
人間は食物連鎖の頂点にいますが、このストーリーの中では、人間の上に位置する生き物がいるのです。
人間が動物を殺して食べるのと同じように、その生き物も人間を殺して食べるのです。
いろいろなことを考えさせられるお話でした。
人間に害を与えるからその生き物は絶滅させるべきなのか?でも人間だってほかのありとあらゆる生物の命を奪っているではないか・・・
あなただったらどう考えるでしょうか。
日常生活をする上で、こんなことを考えなければいけない状況はありません。
読み書きそろばんができれば、普通に生活していくことができます。
そんな現実的ではないことを考えたりしているひまはなく、毎日が忙しく過ぎていきます。
こんな一見くだらないようなことを考えるのは、いったいどんな人なのでしょうか。
それは、満ち足りている人です。
古代ギリシアの哲学者たちは働かずに生活していました。奴隷が仕事をしてくれるからです。
いや、働かないでいいからこそ、哲学者になったという順番のほうが正しいです。
衣食住が十分満足されていれば、次なる段階として、世界の始まりについて考えてみたり、人間のあるべき姿について考えてみたりするのです。
仕事が山積みの奴隷からすれば、けっこうなご身分ですなあという感じです。そんなわけのわからないこと考えるひまがあったら手伝え、と(笑)
翻って、今の日本、どうですか。一億総中流社会。先進国で言う中流というのは、世界からすれば裕福な特権階級です。数十円もしない予防接種を受けられずに死んでいく人も大勢いるのですから。
あなたもぼくも、普通だと思っても実は大金持ちなのです。
衣食足りています。すると、余計なことを考え出したりもします。どう生きるべきなのか、幸せとはなんなのか、とか。
この、「余計な思考」をする体験が、個人的には、東大生となるさいに非常に効果的に働くのではないかと思っています。
メールマガジンのほうでもちょっと話したことがありますね。
どんなことでもいいんです。一つのことを徹底的に追及して考え抜く。これが、頭を使うということです。
使われた頭は、鍛えられます。筋肉と同じように。
そうして得た思考力は、国語や数学の問題を解くときに活用できるだけではなく、東大を目指すということ自体を上手に考えさせてくれるのです。
どのようにすれば東大に合格できるのか、東大に合格するためにはなにをすればいいか。こんなふうに、頭を使って考えることができるのです。
最初に紹介した、ぼくにメールをくれた受験生の人も、使える頭を持っていました。それまでにたくさんの苦労を経験し、様々なことを考えさせられていたのです。
だからこそ、「ドラゴン桜」というきっかけを通して、東大合格という目標を自分のこととして適切にとらえることができたのです。
そんな土壌のない人に、いくらいいマンガだからといってすすめても、ただ面白いねだけで終わってしまいます。猫に小判です。
あなたにも、いつどこで、どんなきっかけがあるかわかりません。身近な人からかもしれないし、インターネットからかもしれません。
そんなときにうまくチャンスをものにできるよう、いまから頭を使うくせをつけておいてくださいね!





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