情報教育棟

駒場キャンパスの正門を入ってすぐ左手に曲がり、まっすぐ2分も歩くと、「それ」はあります。
「それ」には、東大生が東大在学中に一度は必ずお世話になります。いや、一度だけという人は希です。
「それ」のために過半数の東大生が足しげく通い、なかには一日中入り浸っているというツワモノもいます。
「それ」は授業で使うだけではありません。むしろ授業外での利用のほうが多いです。趣味にも実用にも供されます。
「それ」の人気は高く、休み時間になると長蛇の列ができるほどです。あまり一人で占有しすぎると迷惑がられます。
「それ」は、京王井の頭線駒場東大前駅のホームからもよく見わたせる、2階建てのこぎれいな建物です。
そう、「それ」とは、「情報教育棟」!
簡単に言うと、パソコンです
パソコンがいっぱい置いてある建物です。
そして東大生なら無料で(東大関係者しか使えませんが)使えます。
これがすごくて、ホームページも見られるしメールもやりとりできるしプログラミングをすることだってできちゃうんです。
昔は、読み・書き・そろばんと言いました。そのそろばんが、今日ではパソコンに置き換わっています。
メディアリテラシー。この小さなコンピューターを自在に操り、欲しい情報を手に入れ、さらには自ら情報発信をすることもできます。
この建物には情報「教育」棟という名前がついていますが、およそ「教育」とは程遠い、年齢制限のかかるような“情報”を入手している人もいます(笑)。
でも、そんな非教育的な情報でも、パソコンを使いこなす力がなければ見ることのできないものなので、いちおう教育的ってことになるのでしょうか???
それから、クラスに一人くらい、ものすごく詳しい人っていますよね。ぼくのいた中国語のクラスでも、そういう人がいました。
ほんとびっくりしたんですよ。いつも通りパソコンをつかっていたら、いきなり画面上に「おげんきですか?」とでっかく表示されたんです!
なんと、遠く離れたところにある、他人が使っているパソコンに侵入(?)して、自在に操ることができるというのです。
これがいわゆるハッカーとかいうやつでしょうか。すごい!
あとで聞いてみたら、そんなことは朝飯前、ピースオブアケイクと言っていました。(ピースって2つありますけど、スペル書けますか?pieceとpeaceの違いを今すぐチェック!発音も!)
コンピューターに詳しい人っていうと男性が多いイメージがあるんですけど、その人は女性で、ご両親が韓国人という人でした。
東大にはいろんな人がいますね。これがトップの大学にしかない、大きな魅力の一つです。
あ、こんなことが簡単にできちゃうのなら、「見られてないから平気だ」と思ってへんな“情報”を探してなんかいられませんね(笑)。
そうじゃなくても、この建物には監視カメラがいたるところに設置されています。意外とばれてるんですよ、怪しい人って。
監視員のような人もいますし。これは、東大生でコンピューターに詳しい人がアルバイトでやっています。
監視員といっても不審人物を見つけるのが仕事ではなく、パソコンの使い方が分からない人にアドバイスをするのが主な任務です。
それから、プリンターの用紙を補給したり、こわれたパソコンを修理したり、戸締まりをしたりという作業もあります。
もしあなたも詳しいほうならば、こんなバイトもありますので、ぜひどうぞ!
これをやっていた人を一人知っているのですけど、その彼は常にノートパソコンを持ち歩いていました。
大学の講義でも、ノートにメモを取るかわりに、そのノートパソコンを開いてカタカタ入力しているのです。
その指の早さが尋常じゃない!
プロのピアニストとかギタリストって、ものすごいですよね、指さばきが。B’sの稲葉さんといっしょに楽器を弾いている松本さんも超人的なスピードです。
そんな音楽家と互角に渡り合えるような、目にも止まらぬ早わざでキーボードをタイピングしているのです。もちろん顔は黒板の方を向いています。
ついつい見とれてしまい、先生の話を聞くのがおろそかに・・・(笑)だって、彼はいつも一番前の席に陣取っているのですもの。
ゲームセンターでダンスをしたりドラムをたたいたりするのありますよね、あれの上手な人のを見ているような気分です。
これは一種のパフォーマンスです。ノートパソコンを持って、路上でこのキータッチ早打ちを披露すれば、おひねりをもらえるのではないでしょうか?
ちょうど渋谷も近いですしね、駒場キャンパスから。歩いて15分もかかりません。
あそこ歩いていると、よく大道芸をやっているのを見かけます。前に一回だけ、ピーターフランクルさんを拝見したことがあります。
知っていますか?大数学者であり、大道芸人でもある、面白い経歴の持ち主です。「平成教育委員会」という入試問題を題材にしたクイズ番組に出演していましたね。
東大は立地条件も抜群です。世界の大都市Tokyoのど真ん中ですよ。日本の首都です。
たとえばイギリスのことを考えてみてください。どんな都市名が思い浮かびますか?ちなみにぼくはロンドンしか分かりません。こんどオリンピックをやるところですね。
あなたもロンドンくらいしか出てこないのではないでしょうか?世界経済を牽引したあの大英帝国についてでさえ、われわれ外国人からすれば、この程度しか知らないのです。
日本も同じことなんですよ。JAPANはTOKYOくらいしか知識を持っていない人がたくさんいます。アメリカには、日本は中国の一地方だと思っている人もいるくらいです。
いや、そんなばかな(笑)と思うでしょう?でも、実際いたんですから、本当です。
それくらいの認識のなかでも、やはり首都である東京に関しては相対的に知名度は高いです。観光客もたくさんやってきます。
そして、留学生の場合は、日本で一番の、東京にある東京大学が認知度は抜群です。東大には、留学生が半分くらいいる寮もあるんですよ。
日本各地からも濃い個性をもった学生が集まり、世界各国からも優秀な人材が集まる。なにがすごいって、これがすごいんです、東大。
そんなところで4年間も多感な時期を過ごしてみてくださいよ。変わるなっていうほうが無理です。こうして東大生は東大生として成長していくのです。
これを読んでいるあなた、そう、あなたです!ひとごとだと思ってませんか?
東京大学で成長して世界にはばたくのは、あなたなんですよ!





« ライアン2世 さん | メイン | おもしろ授業 »