日本語速読

英文の読み方、一つ一つの文法事項や単語を念入りに確認しながら読む精読と、大意がわかる程度にスピード重視で大量に読む速読があります。
同じように、日本語で書かれた文章だって、読み方はいろいろあります。
ななめ読み、飛ばし読み、乱読、積ん読(笑)・・・
もちろん速読もありますが、ここでお話するのは、さっき話した英語の速読とはちょっと違う速読です。
これは、文字を文字としてではなく、絵として見るという読みかたです。
いまあなたが見ているこの文章、頭の中で、音として再生していませんか?
わざわざ口で発音して読んではいないと思いますが、頭の中で音読していませんか?
「えっ、だめなの!?」
それが通常の読み方なのです。
あなたが幼少の頃から教わってきた読み方です。
この従来の方法を脱却して、"目で読む"というのが速読のやりかたです。
文字を映像データとして目から脳に取り込み、それから意味を解析するのです。
難しいですよ、つい文字として読みたくなってしまいますから。
読んではいけません!
たとえば韓国語を知らないぼくがハングル文字を見ると、丸と棒で構成された記号にしか見えません。
しかし、韓国語の読み書きがすらすらできる人が見れば、この文字は「ア」だとか、この文字は「ヨ」だとか思うことでしょう。
このように、知らない文字ならば文字として認識できないので、頭の中で発音を再生してしまうこともありません。
これと同じようなことを、あなたの慣れ親しんでいる日本語でやらねばなりません。
だから一筋縄ではいかないのです。
でも、ハードルを下げる方法ならいくつかあります。
一つ目は、鼻歌を歌いながら読む方法。
頭の中に曲が流れていれば、文章を音読で読むことなんてできませんよね!
でも、歌詞がついている歌ではいけませんよ。
せっかく目で写し取った画像から意味を取り出す作業ができなくなってしまいます。
ぼくは即興で作曲したてきとうな歌を口ずさみながら本を読んでみたことがあります。
きっと異様な光景だったことでしょう(笑)
二つ目は、ものすごいスピードでページをめくる方法。
これなら、いちいち音読していたら読み切れません。
一瞬にしてページ全体を一枚の写真のように頭の中におさめなければなりません。
新聞紙を印刷している様子を見たことありますか?
ああいうイメージです。
これができたら5分もしないで1冊の本を読み終えられますね!
三つ目は、わざと読みづらくする方法。
本から1メートルくらい離れてみてください。文字が小さくてよみづらいです。
まぶたを半分閉じてみてください。視界が悪くなってこれまたよみづらいです。
でも明かりを暗くするのは、目が疲れるのでよくありませんよ。
音で読もうという気持ちを抑制することで、絵としてとらえやすくするのです。
完全に見えなかったらだめなのですけどね。
「へんなのー(笑)」
こんな涙ぐましい努力をして、やっと速読というものができるようになるのです。
考えてみたらすごいですよね。
これなら1日に何冊も本を読むことができます。
小説をたくさん読んだら国語の力もうなぎのぼりですしね。
この速読という読み方を身につけるところが、最初の、そして最大の難関です。
ぼくも習得を試みた時期があるのですが、結局挫折してしまいました(泣)
思うのですけど、この読み方って、天才型の人が自然にやっている方法なのではないでしょうか?
天才肌の人は右脳の働きが強いといいますよね。感情や発想などを司る右脳が。
あと、左利きの人が多い、と。
左半身は右脳が管轄しているので、左手を使えば右脳が活性化するのです。
ということは・・・
右利きのぼくでも、左手を使うことを心がければ、天才になれるかも??
こんなあさはかな(笑)考えから、左手で文字を書くことに挑戦してみました。
・・・ムリでした。
とても常人が書いたとは思えない異形の文字になってしまいました。
では、おはしを左手で使ってはどうか?
・・・食べられません!(怒)
ごはんがぼろぼろテーブルにこぼれるではありませんか。これでは飢えてしまいます。
スプーンならもっと簡単なのでは?
・・・カレーが服についたじゃないですか!(激怒)
フリーマーケットでようやく見つけた50円のお気に入りだったのに。
もっとシンプルな動作のものじゃないといけませんね。
こんなすったもんだがありながら、ようやく落ち着きました。
いまでは左手で歯をみがくようになったのです。
こんなことで、ぼくはいったいいつになったら天才になれるのでしょうか?(笑)





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